Open Hinata 3

求積表インポート ガイド

紙の求積表をAI-OCRで読み取り、地図上にポリゴンとして自動配置

OH3を開いて試す
📐

求積表インポートとは

求積表インポートは、紙の求積表(地積測量図などに記載された座標と面積の一覧表)を撮影またはスキャンし、AI-OCRで座標データを自動読み取りして地図上にポリゴンとして配置する機能です。

手入力なしで測量データをGISに取り込めるため、土地家屋調査士や測量士の業務を大幅に効率化します。

主な特徴
  • AI-OCR — 高精度なテーブル認識と数値読み取り、誤認識の自動補正
  • 面積検算 — 座標法(Shoelace)で自動面積検算。誤りをハイライト表示
  • 19座標系対応 — 日本の公共座標系(第1系〜第19系)+任意座標系
  • 複数筆一括 — 1つの書類から複数の区画を同時に取り込み
  • SIMA出力 — 測量業界標準のSIMA形式でドロー機能に取り込み
OH3の求積表インポート画面(地図プレビュー+OCR結果テーブル)
対応入力
  • カメラ撮影 — スマートフォンで求積表を撮影
  • 画像ファイル — JPEG・PNGをドラッグ&ドロップ
  • PDFファイル — 地積測量図PDFの読み込み
🖱️
Section 2

使い方(5ステップ)

画像を読み込む 求積表の写真・スキャン画像・PDFをドラッグ&ドロップ、またはスマートフォンのカメラで撮影します。
AI-OCRで座標を読み取り AIがテーブル構造を認識し、数字の誤認識(1と7、0とOなど)を自動補正します。
列を割り当てる OCRが読み取った列を「点名」「X座標」「Y座標」「標高」「倍面積」に割り当てます。自動マッピング機能で多くの場合は自動で割り当てられます。
プレビュー&修正 地図上でポリゴンの形を確認し、面積の検算結果をチェック。OCR誤りは赤(外れ値)・黄(面積不一致)でハイライトされます。座標値の手動修正も可能。
OH3に取り込み 区画ごとに「ポリゴン(区画データ)」または「座標のみ(ポイント)」を選んでOH3のドロー機能に取り込みます。隣接する筆の共有頂点は自動で統合されます。
撮影のコツ

求積表を正面から撮影し、表の罫線と数値がはっきり写るようにしてください。斜めからの撮影や影がかかった写真はOCR精度が低下します。

🌐
Section 3

座標系の選択

公共座標系(平面直角座標系)

日本全国を19のゾーンに分けた平面直角座標系に対応しています。求積表に記載された座標系番号を選択するだけで、正確な位置に配置されます。

座標系主な対象地域
第1系〜第3系北海道・東北北部
第4系〜第8系東北南部〜中部〜近畿
第9系〜第13系中国・四国・九州
第14系〜第19系沖縄・離島・小笠原
AIによる座標系の自動推定

座標系がわからない場合でも、AIが座標値のパターン(X・Y値の範囲や桁数)から該当する座標系を自動推定します。推定結果は候補として表示され、ユーザーが確認・選択できます。

座標系の確認方法

座標系は地域によって決まっています。対象地の都道府県がわかれば特定できます。例: 東京都は第9系、大阪府は第6系、北海道は第11〜13系。地積測量図の欄外にも座標系番号が記載されていることがあります。

任意座標系

公共座標系ではない独自の座標値(任意座標系)の場合も、2点の既知座標から変換パラメータを計算して取り込めます。

👁️
Section 4

プレビュー&修正

OCRで読み取った座標データは、取り込み前に地図プレビューとテーブル編集で確認・修正できます。

地図プレビュー

テーブル編集

OCR結果のテーブルでは、各セルをクリックして座標値を直接編集できます。

リアルタイム連動

テーブルの数値を修正すると、地図上のポリゴンと面積計算がリアルタイムに更新されます。修正前後の変化を即座に確認でき、試行錯誤しやすい設計です。

元の画像と見比べる

画面上部には元の求積表の画像が表示されています。テーブルの値と元画像を見比べながら修正すると、OCRの誤りを効率的に発見できます。

Section 5

面積検算と誤り検出

座標法による面積検算

読み取った座標値から座標法(Shoelace算法)で面積を自動計算し、求積表に記載された面積と比較します。

倍面積検証

求積表に「倍面積」列がある場合、各頂点の倍面積も個別に検証します。不一致のセルは黄色でハイライトされ、OCR誤りの特定が容易になります。

外れ値の自動検出

PCA(主成分分析)を用いた統計的外れ値検出により、座標値の異常を自動で検出します。

セルの色分け
  • — 統計的外れ値(座標値が異常)
  • — 倍面積の不一致(個別検算の誤り)
  • — ユーザーが手動修正済み
面積が合わない場合

赤や黄のセルを確認し、元の求積表と見比べて数値を修正してください。1桁の読み間違いでも面積は大きくずれるため、色付きセルを優先的にチェックすると効率的です。

🏘️
Section 6

複数筆の取り込み

1つの求積表画像に複数の区画(筆)が含まれている場合、それぞれを独立したテーブルとして認識し、個別に取り込めます。

テーブルの切り替え

取り込みオプション

区画ごとの選択
  • ポリゴン(区画データ) — 面として取り込み。面積計算・スタイリングに対応
  • 座標のみ(ポイント) — 座標マーカーとして取り込み。基準点管理に便利
  • スキップ — 不要な区画は取り込まない
共有頂点の自動統合

隣接する筆の境界頂点が同じ座標を持つ場合、取り込み時に自動で統合されます。地番図のように複数筆が隣接する場合でも、整合性のあるポリゴンが作成されます。

💾
Section 7

出力と活用

OH3ドロー機能への取り込み

取り込み時に区画ごとに出力モードを選択できます。

モード説明
ポリゴン(区画データ)ポリゴンとして取り込み。面積計算・スタイリング・エクスポートに対応
座標のみ(ポイント)座標マーカーとして取り込み。測量基準点の管理に便利

取り込み後のエクスポート

ドロー機能に取り込んだデータは、以下のフォーマットでエクスポートできます。

CSVダウンロード

プレビュー画面で座標テーブルのCSVをダウンロードすることもできます。Excel等で座標値を確認・管理したい場合に便利です。

📖
Section 8

操作リファレンス

画面構成

エリア内容
上部元画像のプレビュー。OCR範囲を確認
中央座標テーブル。列割り当て・セル編集・面積検算結果
下部地図プレビュー。ポリゴン表示・ベースマップ切替

ボタン一覧

ボタン機能説明
カメラ撮影スマートフォンのカメラで求積表を撮影
ファイル選択読み込み画像・PDFファイルを選択して読み込み
AI-OCR読み取り画像からテーブルを自動認識・数値読み取り
列割り当てマッピング列の意味(点名・X・Y・標高・倍面積)を指定
座標系選択公共座標系(第1〜19系)または任意座標系を選択
プレビュー地図表示ポリゴンを地図上にプレビュー表示
CSVダウンロード座標テーブルをCSV形式でダウンロード
取り込みOH3に追加ポリゴンまたはポイントとしてドロー機能に取り込み

列の自動マッピング

OCR結果の列ヘッダーを解析し、以下のパターンを自動認識します。

ログインが必要です

求積表インポート機能を使うにはOH3へのログインが必要です。Googleアカウントまたはメールアドレスで簡単にログインできます。

💡

活用事例

📋 土地家屋調査士の業務

🏛️ 法務局の地積測量図

🔍 土地の履歴調査

🏗️ 建設・設計

求積表インポートを試してみましょう

左上の求積表アイコンをクリック

OH3を開く