ジオリファレンスとは
ジオリファレンス(位置合わせ・幾何補正)とは、位置情報を持たない画像に地理座標を割り当て、現代の地図上に正確に重ね合わせる作業です。
OH3のジオリファレンス機能を使えば、画像と地図でそれぞれ同じ場所をクリックするだけで位置合わせが完了します。専門知識やGISソフトのインストールは不要です。
- JPEG / JPG — 写真やスキャン画像に最適
- PNG — スクリーンショットや図面に最適
- PDF — ページを選択してJPEGに変換後、ジオリファレンス
古地図・航空写真・図面を現代の地図に正確に重ねる
たった2クリックで位置合わせ完了
ジオリファレンス(位置合わせ・幾何補正)とは、位置情報を持たない画像に地理座標を割り当て、現代の地図上に正確に重ね合わせる作業です。
OH3のジオリファレンス機能を使えば、画像と地図でそれぞれ同じ場所をクリックするだけで位置合わせが完了します。専門知識やGISソフトのインストールは不要です。
ジオリファレンスの操作は直感的で、最短4クリック(2つの対応点)で位置合わせが完了します。
時代を超えて変わらない場所を選ぶのがポイントです。
画像の一箇所に対応点が集中すると、離れた場所の精度が低下します。画像の四隅に近い場所にも対応点を配置すると、全体的に精度の高い位置合わせができます。
OH3は設定した対応点(GCP)の数に応じて、自動で最適な変換方式を選択します。
| 対応点の数 | 変換方式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 2点 | 相似変換 | 回転+拡大縮小+移動。形を維持したまま位置を合わせる。最もシンプル |
| 3点 | アフィン変換 | 傾き(せん断)補正にも対応。スキャン時の歪みを補正可能。ロバスト推定で外れ値に強い |
| 4点以上 | TPS(薄板スプライン) | 非線形ワープ。部分的な歪みも柔軟に補正。古地図のように均一でない歪みに最適 |
薄い金属板を曲げたときの変形を数学的にモデル化した手法です。対応点を正確に通りつつ、それ以外の部分は滑らかに変形させます。古地図のように場所ごとに異なる歪みを持つ画像の補正に威力を発揮します。
対応点を2つ以上設定すると、プレビュー機能で変換結果をリアルタイムに確認できます。
画像の不要な部分(余白・凡例・タイトル部分など)を除外できます。
プレビューモードを解除して編集モードに戻り、対応点を追加・修正してください。GCPテーブルで座標値を直接編集することも可能です。対応点が多いほど精度が向上します。
ジオリファレンスした画像は、クラウド保存またはファイルダウンロードで活用できます。
アップロードボタン(雲のアイコン)をクリックすると、ジオリファレンス済みの画像がOH3に保存されます。保存した画像はマイルームからいつでも呼び出して地図上に表示できます。
ダウンロードボタンをクリックすると、以下のファイルがZIPアーカイブでダウンロードされます。
ワールドファイルはESRI社が策定した業界標準形式で、画像の1ピクセルが地球上のどこに対応するかを6つのパラメータで記述します。QGIS・ArcGIS・Google Earthなど主要なGISソフトで読み込めます。
| 拡張子 | 対応画像 |
|---|---|
| .pgw | PNG画像 |
| .jgw | JPEG画像 |
| .tfw | TIFF画像 |
| .wld | 汎用(フォールバック) |
ダウンロードしたZIPを解凍し、画像ファイルとワールドファイルを同じフォルダに配置してください。QGISで画像ファイルをドラッグ&ドロップすれば、自動でワールドファイルが読み込まれて正しい位置に表示されます。
江戸時代・明治時代・昭和初期の地図を現代の地図に重ね、まちの変遷を可視化。
スタンフォード大学公開の外邦図や、国土地理院が公開する米軍撮影航空写真を重ね合わせ。
| アイコン | 機能 | 説明 |
|---|---|---|
| 👁️ 目 | プレビュー | 変換結果をプレビュー表示 |
| ☁️ 雲 | クラウド保存 | OH3に画像を保存 |
| ⬇️ 矢印 | ZIPダウンロード | 画像+ワールドファイルをZIPで保存 |
| ↩️ 戻る | 元に戻す | 最後の操作を取り消し |
| ↪️ 進む | やり直し | 取り消した操作をやり直し |
| 🗑️ 消去 | 全クリア | 画像・GCP・マスクを全てリセット |
| ✂️ 切抜 | マスク | 四角形マスクで画像を切り抜き |
| 🚫 解除 | マスク解除 | 設定済みマスクをクリア |
| ショートカット | 機能 |
|---|---|
| Ctrl + Z(Mac: Cmd + Z) | 元に戻す |
| Shift + Ctrl + Z(Mac: Shift + Cmd + Z) | やり直し |
画面右側のGCP(地上基準点)テーブルでは、設定済みの対応点を一覧表示します。
ジオリファレンス機能を使うにはOH3へのログインが必要です。Googleアカウントまたはメールアドレスで簡単にログインできます。