断面図(標高プロファイル)は、地図上のルートに沿って標高の変化をグラフ化する機能です。国土地理院のDEM(数値標高モデル)APIから標高データを取得し、D3.jsでインタラクティブなチャートを描画します。
距離と標高の関係を直感的に把握でき、登山計画や地形分析、土木工事の事前調査など幅広い用途に活用できます。
主な特徴
- 3つのルート作成方式 — 直線・フリーハンド・既存ラインを選択
- D3.jsチャート — マウスホバーで地点の距離・標高を表示
- 地図連動 — チャート上のホバー位置が地図上にマーカーで表示
- 最高点・最低点 — チャート上に自動マーカー表示
- サマリー情報 — 総距離・最高点・最低点・高低差・平均勾配
- 印刷対応 — アスペクト比切り替え付きの印刷機能
断面図パネルを開く
左パネルの断面図アイコンをクリックして、断面図パネルを開きます。
ルート作成方式を選択
直線・フリーハンド・選択ラインの3方式からルートの作成方式を選択します。
地図上にルートを描く
選択した方式で地図上にルートを描画します。直線なら2点をクリック、フリーハンドならドラッグで描きます。
断面図が自動表示
ルート描画が完了すると、国土地理院DEMから標高データが取得され、断面図チャートが自動的に表示されます。
用途に応じて3つの方式からルートの作成方法を選べます。
選択ラインについて
選択ライン方式では、OH3のドロー機能で作成済みのラインを断面図のルートとして利用できます。複雑なルートを正確にトレースしたい場合に便利です。
フリーハンドのコツ
フリーハンドで描くときは、ゆっくりとドラッグすると滑らかなルートが描けます。地図を十分にズームインしてから描画すると、より正確なルートになります。
断面図はD3.jsによるインタラクティブなチャートとして表示されます。
軸の読み方
インタラクティブ操作
- マウスホバー — チャート上の任意の地点にカーソルを合わせると、その地点の距離と標高が表示されます
- 地図連動マーカー — ホバー中の地点が地図上にもマーカーとして表示され、位置を確認できます
- 最高点マーカー ▲ — ルート上の最も標高が高い地点にマーカーが表示されます
- 最低点マーカー ▼ — ルート上の最も標高が低い地点にマーカーが表示されます
サマリー情報
チャートの下部には、ルートの概要情報がまとめて表示されます。
地図との連動
チャート上でマウスを動かすと、対応する地点が地図上にリアルタイムで表示されます。断面図のどの部分が地図上のどこに当たるかを直感的に確認できます。
ルートを何等分してサンプリングするかをスライダーで調整できます。分割数は10〜500の範囲で設定可能です。
分割数の目安
分割数の選び方
通常は50〜100で十分な精度が得られます。短距離の精密分析では200〜500に設定してください。分割数を増やすと国土地理院APIへのリクエスト数が増加するため、必要以上に大きな値にする必要はありません。
API負荷について
分割数が多いほど国土地理院のDEM APIへのリクエスト数が増加します。高い分割数での連続的な操作は控え、必要な精度に応じた適切な値を設定してください。
作成した断面図チャートを印刷できます。用途に応じてアスペクト比を切り替えることで、見やすいレイアウトで出力できます。
アスペクト比の切り替え
- 横長 — 距離方向を広くとった標準的なレイアウト。長距離ルートの全体像を把握しやすい
- 正方形寄り — 縦軸(標高)を強調したレイアウト。高低差の変化を詳細に確認したいときに便利
印刷の手順
- 断面図チャートが表示された状態で印刷ボタンをクリック
- 必要に応じてアスペクト比を切り替え
- 印刷プレビューで確認後、印刷を実行
報告書への活用
印刷した断面図は、登山計画書や現場調査報告書の添付資料として活用できます。サマリー情報(総距離・高低差など)も一緒に印刷されるため、別途データをまとめる手間が省けます。
断面図のルートに沿った地形をThree.jsで3Dモデル化して表示する機能です。フリーハンドまたは直線でルートを描くと、断面図チャートとともに3D断面図が自動的に表示されます。
3D断面図の特徴
- 航空写真テクスチャ — ルート沿いの地形に航空写真を自動マッピング
- マーカー表示 — ルートの始点・終点・最高点・最低点にマーカーを配置
- D3チャート連動 — チャート上のホバー位置が3Dモデル上にもリアルタイム表示
- 強調倍率 — スライダーで地形の高低差を誇張表示(0.5〜10倍)
- STLエクスポート — 3Dモデルを STL 形式でダウンロード(3Dプリンタ対応)
3D断面図の操作
URLで3D断面図を共有
3D断面図の画面にあるURLボタンを押すと、現在のカメラアングル・強調倍率を含んだURLがクリップボードにコピーされます。このURLを開くと、同じ視点で3D断面図が再現されます。
STLファイルの活用
STLエクスポートで出力したファイルは、3Dプリンタでの地形模型の作成や、3Dモデリングソフトでの編集に利用できます。プレゼンテーションや教育用途に活用できます。
⛰️ 登山・トレッキング計画
- 登山ルートの高低差と累積標高を事前に確認
- 急勾配区間や平坦区間を把握して行動計画を立案
- フリーハンドで登山道に沿ったルートを描画して断面図を作成
- 複数ルートの断面図を比較して最適なコースを選択
🏗️ 土木工事の縦断面確認
- 道路・水路の計画路線に沿った現況地盤の縦断面を確認
- 切土・盛土の概算ボリュームを把握
- 既存のドローラインを使って正確なルートの断面図を作成
- 印刷機能で報告書用の断面図を出力
🌊 河川沿いの地形把握
- 河川の上流から下流にかけての標高変化を可視化
- 河岸段丘や氾濫原の地形的特徴を断面図で確認
- 防災計画のための地形分析に活用
🏫 教育での地形学習
- 地理の授業で日本の地形(山地・平野・盆地)を断面図で解説
- 等高線の読み取りと断面図の関係を実際のデータで学習
- 生徒が自分で断面図を作成し、地形の成り立ちを考察
断面図を作成してみましょう
左パネル → 断面図アイコン
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